うち‐おぼめ・く【打ちおぼめく】
[動カ四]そらとぼける。「所々—・き、よく知らぬ由して」〈徒然・七三〉
ばっく・れる
[動ラ下一]《「しらばくれる」の変化》 1 素知らぬ顔をする。とぼける。 2 俗に、逃げる。さぼる。「午後の授業、—・れるか」
しら‐ばけ【白化け】
[名・形動]《近世語》 1 わざとありのままに言うこと。また、そのさま。「只—に放下師までも品玉とる種の行所をさきへ見せ」〈浮・織留・一〉 2 そらぞらしく化けること。そらとぼけること。また、そ...
そら‐うそぶ・く【空嘯く】
[動カ五(四)] 1 「そらとぼける」に同じ。「—・いて、まるで取り合うけしきがない」〈芥川・虱〉 2 相手をばかにした態度をとる。生意気な態度を示す。「ツンと—・き、烟草(たばこ)を環に吹いて...
空(そら)を使(つか)・う
1 知っていても、知らないふりをする。そらとぼける。「—・ってとりあわない」 2 うそを言う。「早くしないと帰れなくなると—・うのだった」〈高見・故旧忘れ得べき〉
そらっ‐とぼ・ける【空っ惚ける】
[動カ下一]「そらとぼける」に同じ。「あら待ってた癖に—・けて」〈漱石・虞美人草〉
とぼけ【恍け/惚け】
とぼけること。また、とぼけた人。→御恍(おとぼ)け
そら‐とぼ・ける【空惚ける】
[動カ下一]知っているのに知らないふりをする。そらっとぼける。「—・けてばかりいて答えない」
そら‐とぼけ【空惚け】
そらとぼけること。そらっとぼけ。
おぼ‐め・く
[動カ四] 1 はっきりしないさまである。あいまいである。ぼやける。「源氏に琴(きん)の御こと賜ひて遊ばす。つつむことなく—・くことなし」〈宇津保・吹上下〉 2 いぶかしく思う。不審に思う。「や...