ひび【皹/皸】
皮膚が寒さや乾燥のため荒れて細かい裂け目ができること。「—が切れる」《季 冬》
ひび【篊】
1 ノリやカキの養殖で、胞子・幼生を付着させるために海中に立てる竹や粗朶(そだ)。 2 浅海に柴(しば)や竹簀(たけす)などを立て並べ、一方の口から入った魚が出られないようにした仕掛け。
ひび【罅】
《「皹(ひび)」と同語源》 1 陶器・ガラス・骨などにできる、細かい割れ目。 2 心身・人間関係などに生じた故障・不和などをたとえていう語。「友情に—が入る」
ひ‐び【日日】
毎日。1日1日。日ごと。「去る者は—に疎し」「—の勤め」
ひびか・す【響かす】
[動サ五(四)]「響かせる」に同じ。「バットが快音を—・す」 [動サ下二]「ひびかせる」の文語形。
ひびか・せる【響かせる】
[動サ下一][文]ひびか・す[サ下二] 1 音・声が響くようにする。「爆音を—・せる」 2 世間に広く知れ渡らせる。「名声を—・せる」
罅(ひび)が入(はい)・る
1 細かい割れ目ができる。「骨に—・る」 2 完全な状態、円満な関係などが損なわれる。心身・人間関係などに支障が生じる。「友情に—・る」
ひびき【響き】
1 音が広がり伝わること。また、その音。「心地よい室内楽の—」 2 ものに反射して聞こえる音や声。反響。「壁面にはね返る—」 3 余韻。残響。また、耳に受ける音や声の感じ。「鐘の—」「優しい—の...
ひびき‐いし【響き石】
⇒鸚鵡石(おうむいし)1
ひびきといかり【響きと怒り】
《原題The Sound and the Fury》フォークナーの小説。1929年刊。米国南部の架空の郡を舞台に、かつては特権階級だった一家の没落を描く。