ふだ【札/簡】
《「ふみいた(文板)」の音変化》 1 目的とする内容などを簡単に書いて、人に示したり渡したりする紙片や木片。「遊泳禁止の—を立てる」「質—」 2 神仏の守り札。「魔除けの—」→御札(おふだ) 3...
ふ‐だい【譜代/譜第】
1 代々その家系が続いてきていること。また、それを記したもの。系譜。 2 代々同じ主家に仕えること。また、その家系。 3 「譜代大名」の略。→親藩 →外様(とざま)
ふだい‐そうでん【譜代相伝】
代々その家に受け継ぎ伝えること。「玉世の姫が—の御家人」〈浄・用明天王〉
ふだ‐いた【札板】
木の守り札。護符などをはって柱などに掛けておくもの。
ふだいたい‐ぶつ【不代替物】
取引上、その物に個性があり、同種類の他の物で代えられない物。土地・芸術品など。⇔代替物。
ふだい‐だいみょう【譜代大名】
江戸時代、関ヶ原の戦いの前から徳川氏の家臣であった大名。全国の要所に配置され、幕府の要職を独占した。譜代。→外様(とざま)大名
ふだ‐おさめ【札納め】
1 年末に、その年のお札を社寺に返納すること。また、そのお札を集めて焼く行事。おさめふだ。《季 冬》「大香炉火を噴きにけり—/青邨」 2 巡礼などが、神社・仏閣などに参詣したしるしとしてお札を納...
札(ふだ)が落(お)・ちる
《「札」は、入札のふだ》入札で権利や物を手に入れる。
札(ふだ)が付(つ)・く
定評が生じる。「たうとう我慢を仕遂げたら、今ぢゃあそれと—・いて」〈人・辰巳園・五〉
札(ふだ)削(けず)る
宮中の殿上(てんじょう)の間にある当直の簡(ふだ)から姓名を除く。殿上人の籍を除く。