かん‐りつ【寒慄】
[名](スル)ふるえおののくこと。ぞっとすること。「彼は眦(まなじり)を决(さ)きて—せり」〈紅葉・金色夜叉〉
もく‐し【目眦】
まなじり。めじり。
つるし‐あ・げる【吊るし上げる】
[動ガ下一][文]つるしあ・ぐ[ガ下二] 1 物をつるして上へひきあげる。「高い枝に—・げる」 2 目などをひきつったように上にあげる。つりあげる。「遺恨の眦(まなじり)—・げ」〈露伴・露団々〉...
せん‐し【瞻視】
見ること。見守ること。また、その目つき。「其臉(かお)、其眸(まなじり)、其—、其形相、一として情欲に非ざるもの莫く」〈鴎外訳・即興詩人〉
ほう‐がん【鳳眼】
鳳凰(ほうおう)の目。また、人相学で、鳳凰の目のように眦(まなじり)の深い人相。貴相とされる。
め‐じり【目尻/眥】
目の耳側の方の端。まなじり。「—にしわを寄せて笑う」⇔目頭(めがしら)。
ま‐じり【眦/目尻】
1 めじり。まなじり。「いと腹悪(あ)しげに、—ひき上げたり」〈源・行幸〉 2 目つき。「ゆるされぬ御心ばへあるさまに、御—を見奉り侍りて」〈源・柏木〉
けん‐そう【険相】
[名・形動]険悪な人相。怒りをあらわにしたけわしい顔つき。また、そのさま。「まなじりのつりあがった—な面がまえ」