言(い)うに及(およ)ばず
言うまでもない。もちろんのことだ。「国内は—、海外にまで知られた作曲家」
ろん【論】
[音]ロン(呉)(漢) [訓]あげつらう [学習漢字]6年 1 筋道を立てて述べる。事の理非を述べたてる。「論議・論及・論拠・論証・論争・論点・論評・論文・論理/議論・激論・口論・水論・争論・談...
言(げん)を俟(ま)た◦ない
改めて言うまでもない。もちろんである。「事実そうであることは—◦ない」 [補説]「言葉を俟たない」とするのは誤り。
言(こと)も疎(おろ)か
言うまでもないが。言わずと知れたことだが。もちろん。「—や、清和天皇十代の御末、鎌倉殿の御弟、九郎大夫判官殿ぞかし」〈平家・一一〉
おん‐ぞろ‐か
[連語]《「恩候か」の意からか》もちろん。言うまでもなく。「さう申すは—なり」〈耳底記〉
おん‐でも‐な・い
[連語]《当然のことで恩に着るまでもない、の意から》いうまでもない。もちろんだ。「『ていと、さう言ふか』『—・いこと』」〈虎寛狂・鍋八撥〉
おろ‐か【疎か】
[形動][文][ナリ] 1 (「…はおろか」「…もおろか」などの形で)言うまでもないことである。もちろん。「掃除は—、布団を上げたこともない」 2 いいかげんに扱うさま。思いやりが薄いさま。おろ...
更(さら)にも言(い)わ◦ず
改めて言うまでもない。もちろんである。「若き人々かなしきことは—◦ず」〈源・桐壺〉
言(い)えば更(さら)なり
わざわざ新たに言う必要もないほどだ。もちろんである。言うも更なり。「目もあやに飾りたる装束有様—」〈源・若菜下〉
いわず‐もがな【言わずもがな】
[連語]《動詞「い(言)う」の未然形+打消しの助動詞「ず」の連用形+終助詞「もがな」》 1 (「の」を伴って連体詞的に用いて)言わないほうがよい。言わでもの。「—のことを言う」 2 言うまでもな...