うるさ・い【煩い/五月蠅い】
[形][文]うるさ・し[ク] 1 物音が大きすぎて耳障りである。やかましい。「隣の話し声が—・い」 2 注文や主張や批評などが多すぎてわずらわしく感じられる。細かくて、口やかましい。「—・い小姑...
けん【喧】
[人名用漢字] [音]ケン(漢) [訓]かまびすしい やかましい 口々にしゃべり立ててやかましい。かまびすしい。「喧嘩(けんか)・喧噪(けんそう)・喧伝・喧喧囂囂(けんけんごうごう)」
女(おんな)三人(さんにん)寄(よ)れば姦(かしま)しい
《「女」の字を三つ合わせるとやかましい意の「姦」の字になるところから》女はおしゃべりで、三人集まるとやかましい。
こごとこうべえ【小言幸兵衛】
落語。世話好きだが口やかましい麻布古川の家主、田中幸兵衛のある一日の話。転じて、口やかましい人をいう。
あな‐かま
[連語]《「あな」は感動詞、「かま」は形容詞「かま(囂)し」の語幹か》「ああ、やかましい。静かに」と制止する語。「—とまねき制すれども」〈枕・三〉
わわ・し
[形シク] 1 騒々しく、落ち着きがない。軽々しい。「この頃の人は、よろづ—・しきやうにのみ連歌の道もなり行くなり」〈筑波問答〉 2 騒がしい。やかましい。また、口うるさい。「—・しうは—・しい...
くち‐うるさ・い【口煩い】
[形][文]くちうるさ・し[ク]細かいことまでいちいち小言や文句をいうさま。口やかましい。「—・く注意する」
けん‐けん【喧喧】
[ト・タル][文][形動タリ]やかましいさま。がやがやして騒がしいさま。「池蛙(ちあ)—として」〈織田訳・花柳春話〉
くち‐がま・し【口喧し】
[形シク]口数が多い。口やかましい。「いづれ—・しう、何やかや取りまぜていふ事つきず」〈浮・胸算用・四〉
けん‐ごう【喧囂】
[名・形動](スル) 1 がやがやとやかましいこと。また、そのさま。喧喧囂囂。「毎日必ず—な跫音が人の鼓膜を騒がしつつある」〈長塚・土〉 2 がやがやとやかましくすること。「魚市に—せる小民」〈...