アルキル【alkyl】
メタン系炭化水素(アルカン)から水素原子一つを除いた残りの原子団の総称。一般式CnH2n+1-で表される基。メチル基CH3-、エチル基 C2H5-など。アルキル基。
アルキル‐か【アルキル化】
有機化合物の水素原子をアルキル基で置換させること。このはたらきをもつ化合物をアルキル化剤という。一価のメチル基を置換する場合はメチル化、二価のエチル基を置換する場合はエチル化という。
アルキルか‐ざい【アルキル化剤】
《alkylating agents》有機化合物の水素原子をアルキル基で置換させる化合物のこと。この化合物の一部は、癌(がん)細胞のDNAをアルキル化し細胞増殖を妨げるため、制癌剤として用いられる。
アルキル‐き【アルキル基】
⇒アルキル
アルキル‐すいぎん【アルキル水銀】
水銀のアルキル化合物。メチル水銀やエチル水銀など。水銀中毒の原因物質となる。
アルキル‐フェノール【alkyl phenol】
フェノールにアルキル基のついた化合物。油溶性樹脂の製造原料。
アルキルベンゼン【alkylbenzene】
ベンゼン環にアルキル基が結合した化合物の総称。ふつうは合成洗剤原料になる、アルキル基の炭素数10〜15のものをさす。
アルキルベンゼンスルホンさん‐えん【アルキルベンゼンスルホン酸塩】
《alkylbenzene sulfonate》アルキルベンゼンを発煙硫酸でスルホン化して作る、陰イオン界面活性剤の一。合成洗剤の主成分で、硬水や酸に対しても安定していて、洗浄力が強い。ソープレ...