あく‐せ【悪世】
悪い世の中。特に、仏法の衰えた時代。末法の世。末世。「末代—に及ばんまで、この仏を一称一礼せん人は」〈今昔・一一・一五〉
いち‐ゆう【一揖】
［名］(スル)《「揖」は両手を胸の前で組み合わせて行う敬礼の意》軽くおじぎをすること。一礼。「合掌して、やがて笠を脱いで—したのであった」〈鏡花・草迷宮〉
くがい‐にん【公界人】
「公界者(くがいもの)」に同じ。「会うて一礼言ひたしとは思せども、遊君は—」〈浄・扇八景〉
高腰(たかごし)を掛(か)・く
いばって腰掛ける。傲慢(ごうまん)な態度をとる。「某に一礼もぬかさいで、—・けて」〈虎明狂・犬山伏〉
むき‐あ・う【向き合う】
［動ワ五（ハ四）］互いに正面を見て対する。むかいあう。「—・って一礼する」
