さん‐がつ【三月】
一年の3番目の月。やよい。《季 春》「—や廊の花ふむ薄草履/蛇笏」
さんがつ‐かくめい【三月革命】
1848年3月、フランスの二月革命の影響を受け、ドイツ・オーストリアに起こった民主主義的市民革命。ドイツ統一と自由主義的憲法作成のためのフランクフルト国民議会が召集されたが、ウィーン・ベルリン...
さんがつさんじゅうににち【三月卅二日】
池谷信三郎の戯曲。池谷のベルリンへの留学体験に基づく作品。大正14年(1925)、劇団心座の第1回公演として初演。
さんがつ‐じけん【三月事件】
昭和6年(1931)3月、日本陸軍の青年将校が企てたクーデター計画。宇垣一成陸相を首班とする軍事政権樹立をねらったが、計画不備などで未遂に終わった。
さんがつ‐じん【三月尽】
3月が終わること。また、その日。陰暦では、春の最後の日にあたる。弥生尽(やよいじん)。《季 春》「—校塔松と空ざまに/波郷」
さんがつ‐せっく【三月節句】
3月3日の節句。ふつう、女子の祝日として、雛(ひな)祭りをする。雛の節句。桃の節句。上巳(じょうし)。重三(ちょうさん)。《季 春》
さんがつ‐ていきん【三月庭訓】
正月から12月までの手紙を集めた「庭訓往来」を手本として字を習う者が、3月あたりでやめてしまうこと。勉強に飽きやすいこと。三日坊主。
さんがつ‐どう【三月堂】
東大寺の法華堂の異称。3月に法華会(ほっけえ)を行うところからいう。
さんがつ‐な【三月菜】
コマツナを春まきにして、若いものを摘み菜とするもの。うぐいすな。《季 春》