あか‐えぼし【赤烏帽子】
赤色の烏帽子。烏帽子はふつう黒塗りであるところから、変わったものを好むことのたとえ。「亭主の好きな—」
当(あ)たりを取(と)・る
1 興業・商売などで、企画したことが好評を得て成功する。「人情喜劇で—・る」 2 およその見当をつける。「お熊が亭主といふことは、—・って置いたのだ」〈伎・灯籠菊桐〉
あるじ‐かんぱく【主関白】
《古くは「あるじかんばく」》家庭内で、主人が絶対の権力を持つこと。亭主関白。「—と申す事の候へば、まづ飲み候べしとて」〈伽・文正〉
いっきゃく‐いってい【一客一亭】
茶の湯で、一人の客と亭主だけの茶事。
うけ‐もど・す【受(け)戻す/請(け)戻す】
[動サ五(四)] 1 借り金を返して、質物や抵当物件を取り返す。うけだす。「質ぐさの指輪を流れる前に—・す」 2 預けておいた金品を返してもらう。「学資の余分を亭主が預って置いて呉れるのを—・し...
うまやかじ【厩火事】
落語。厩の火事で馬よりも家来の身を案じた孔子の故事にならい、髪結いの女房が、亭主の愛情を試そうと、大切な瀬戸物を割る。亭主は女房の身を案じるが、それはけがをされては、自分が食い上げになるからであった。
うめ‐の‐はな【梅の花】
1 梅の木に咲く花。ばいか。 2 双六(すごろく)で、さいの目の五。また、双六。「女房の留守に亭主は—」〈川柳評万句合〉 3 練り香の名。
えん‐こう【猿猴】
1 猿類の総称。古くは多く手長猿をいった。 2 河童(かっぱ)の別名。 3 人形浄瑠璃で、手のこと。 4 月経のこと。「—へ手を出し亭主ひっかかれ」〈柳多留・七七〉
お‐うえ【御上】
1 主人の妻や目上の人の妻を敬っていう語。「いかなれば—にはかくあぢきなき御顔のみにて候ふぞやと」〈仮・是楽物語下〉 2 ㋐土間・庭に対して、畳の敷いてある部屋。座敷。「毎年お庭で舞ひまして、お...
おっと【夫/良人】
《「おひと(男人)」の音変化》配偶者である男性。結婚している男女の、女性を「妻」というのに対し、男性をいう語。亭主。「—のある身」⇔妻。