がらん【伽藍】
《(梵)saṃghārāmaの音写「僧伽藍摩」の略。僧園・衆園と訳す》 1 僧が集まり住んで、仏道を修行する、清浄閑静な場所。 2 大きな寺・寺院の建物。「七堂—」
しちどう‐がらん【七堂伽藍】
寺院の堂宇の規模で、型どおりに七つの建物が完備しているもの。古くはふつう塔・金堂・講堂・鐘楼・経蔵・僧房・食堂(じきどう)をいうが、後に宗派によって異なり、中堂・金堂・東金堂・西金堂・南円堂・北...
だい‐がらん【大伽藍】
寺の大きな建物。
ひゃくおうちんご‐の‐がらん【百王鎮護の伽藍】
《永遠に国を鎮め守護する道場の意》延暦寺のこと。
わかくさ‐がらん【若草伽藍】
法隆寺の創建当時のものとされる伽藍。日本書紀に天智天皇9年(670)法隆寺焼失の記事があり、昭和14年(1939)現在の西院伽藍南東部から四天王寺式配置の伽藍跡が発掘された。