な‐ぞ【何ぞ】
《「なにぞ」の音変化》 [副]《古くは「なそ」》どうして。なぜ。「—かう暑きにこの格子はおろされたる」〈源・空蝉〉 [連語] 1 何であるか。なにごとか。「こは—。あなもの狂ほしの物怖ぢや」...
なに‐ぞ【何ぞ】
[連語]「なんぞ」に同じ。「草の上におきたりける露を、かれは—、となむ男に問ひける」〈伊勢・六〉 [副]「なんぞ」に同じ。「かへる山—はありてあるかひは来てもとまらぬ名にこそありけれ」〈...
なん‐ぞ【何ぞ】
[連語] 1 《代名詞「なに」に副助詞「ぞ」の付いた「なにぞ」の音変化》 ㋐漠然と物事をさす。なにか。「—おもしろいことはないか」「—用でもあるのか」 ㋑(下に助詞「の」を伴って)どんな。どう...