あに‐ご【兄御】
兄を敬っていう語。あにごぜ。⇔弟御。「—は何とかおはする」〈曽我・三〉
いい‐かた【言(い)方】
話のしかた。言葉づかい。言いよう。「持って回った—」「もう少し何とか—があったろうに」
いい‐のが・れる【言(い)逃れる】
[動ラ下一][文]いひのが・る[ラ下二]うまくごまかして、責任をまぬがれる。言い抜ける。「何とかその場を—・れる」
いかで‐か【如何でか】
[連語]《「か」は係助詞》 1 疑問を表す。どうして。「よろづに—すぐれけむ」〈浜松・五〉 2 反語を表す。どうして…か。「—知り参らせ候ふべき」〈平家・六〉 3 願望を表す。何とかして。「—四...
一寸(いっすん)延(の)びれば尋(ひろ)延(の)びる
当座の困難を何とかしのいでいけば、先に行って楽になるということのたとえ。
うす‐やみ【薄闇】
何とかものの形などがわかる程度の暗さ。
格好(かっこう)が付(つ)・く
人に見せられる程度になる。体裁が整う。「借り物の洋服を着せて、何とか—・いた」
くぐ・る【潜る】
[動ラ五(四)]《古くは「くくる」とも》 1 物の下や狭い間・中を、姿勢を低くして通って向こう側へ出る。また、門やトンネルなどを通り抜ける。「暖簾(のれん)を—・って店に入る」「障害物競走ではし...
くぼ【凹/窪】
1 くぼんでいる部分。くぼみ。「盆の—」 2 女性の陰部。女陰。「—の名をば何とかいふ」〈催馬楽・陰の名〉
こじ‐つ・く
[動カ四]何とか形が整うようになる。「少しは形も出来て、あらましは—・くやうになり」〈滑・八笑人〉 [動カ下二]「こじつける」の文語形。