ぎょう‐しゅう【凝集/凝聚】
[名](スル) 1 散らばったりしていたものが、一つに集まり固まること。「勢力を—させる」 2 原子・分子・イオンなどが、互いの間の引力によって集合する現象。 3 コロイド粒子が集まって、より大...
ぎょうしゅう‐エネルギー【凝集エネルギー】
液体や固体など、凝集状態にある原子またはイオンを、互いに引き離してばらばらにするために必要なエネルギー。
ぎょうしゅう‐げん【凝集原】
凝集反応を起こす抗原。赤血球の膜上や細菌の体表にある。ABO式血液型ではAとBの2種ある。
ぎょうしゅう‐ざい【凝集剤】
コロイド溶液で粒子を凝集させ、沈殿を促すための添加物。無機塩類などの電解質や高分子凝集剤がある。水道水の浄水工程で利用される硫酸アルミニウムなどが知られる。
ぎょうしゅう‐そ【凝集素】
抗原に凝集反応を起こさせる抗体。ABO式血液型では抗Aと抗Bの2種あり、血漿(けっしょう)中に存在。
ぎょうしゅうちんでん‐ほう【凝集沈殿法】
汚水や排水を浄化する方法の一つ。凝集剤を加えて、浮遊物や溶解物を凝集し、沈殿させて除去する。 [補説]放射能汚染水に対する凝集沈殿法は、大量の汚染水を短時間で処理できてコストも安いが、放射性物質...
ぎょうしゅう‐はんのう【凝集反応】
抗原抗体反応の一。赤血球や細菌などの凝集原が、それに対応する凝集素によって塊状の凝集を起こす現象。血液型の判定などに応用。凝着反応。
ぎょうしゅう‐りょく【凝集力】
分子・原子あるいはイオン間に働く引力。
ぎょうしゅく‐あつりょく【凝縮圧力】
冷凍機やヒートポンプを構成する凝縮器の内部で、気化した冷媒が液体に戻るときの圧力。→蒸発圧力