かだ【伽陀】
《(梵)gāthāの音写。偈(げ)・諷頌(ふじゅ)と訳す》 1 詩句からなる経文。十二分経の一。偈頌(げじゅ)。偈佗(げだ)。 2 法会などで唱えられる、仏徳を賛嘆し教理を述べる韻文で、旋律をつ...
きょう【経】
1 《(梵)sūtraの訳。音写は修多羅》仏や聖者の言行や教えを文章にまとめたもの。 ㋐十二分経の一。散文形式で示したもの。契経(かいきょう)。 ㋑三蔵の一の、経蔵。 ㋒広く、仏教に関する典籍一...
しゅたら【修多羅】
《(梵)sūtraの音写。線・ひも・糸の意》 1 経文。経典。契経(かいきょう)。 2 十二分経の一。散文で教理を説いたもの。契経。 3 袈裟(けさ)の装飾として垂らす、白赤4筋の組みひも。
じゅうにぶ‐きょう【十二部経】
⇒十二分経
ほうどう‐きょう【方等経】
1 十二分経の一。仏法の広大な深意を宣明したもの。 2 大乗経典の総称。 3 方等時に説かれたとされる経典。維摩(ゆいま)経・勝鬘(しょうまん)経など。
ほんしょう‐きょう【本生経】
《(梵)jātakaの訳》釈迦(しゃか)が前世で修めた菩薩行(ぼさつぎょう)を集めた説話。十二分経の一。本生譚。ジャータカ。
み‐ぞ‐う【未曽有】
《「未(いま)だ曽(かつ)て有らず」の意》 1 今までに一度もなかったこと。また、非常に珍しいこと。希有(けう)。みぞうう。「—の大地震」 2 十二分経の一。仏・菩薩(ぼさつ)による奇跡を記した経典。
ろん‐ぎ【論議/論義】
[名](スル) 1 互いに意見を述べて理非を論じ合うこと。「—を尽くす」「—を呼ぶ」「健康法について—する」 2 仏語。 ㋐教義を明らかにするために問答すること。また、それが形式化された儀式。法...