きたな‐び・る【汚びる/穢びる】
[動ラ下二]見苦しい、また、卑怯(ひきょう)な振る舞いをする。「—・れて敵に笑はるな」〈太平記・五〉
きょう【怯】
[音]キョウ(ケフ)(漢) [訓]おびえる ひるむ 臆病で心がしりごみする。「怯弱・怯懦(きょうだ)/卑怯」
ひ‐きょう【卑怯】
[名・形動]《本来は「比興」で「卑怯」は当て字か》勇気がなく、物事に正面から取り組もうとしないこと。正々堂々としていないこと。また、そのさま。「—にも真っ先に逃げ出す」「—なやり方」「—者」 [...
ひ‐きょう【比興】
[名・形動ナリ] 1 他の物にたとえて、おもしろく言うこと。転じて、おもしろく興あること。また、そのさま。「後ろは前に、前は後ろにかはらぬか、と言ひける。さる事やは侍るべき。—の事なり」〈著聞集...
ひょうり‐もの【表裏者】
うらおもてのある者。裏切り者。「卑怯至極(ひけふしごく)の—。甘き詞に我を欺き」〈浄・矢口渡〉
めだり‐がお【目垂り顔】
[名・形動ナリ]目尻の垂れた、しまらない顔つき。転じて、男らしくない卑怯(ひきょう)な振る舞いをすること。また、そのさま。「—なる夜討ちはするとも」〈謡・烏帽子折〉
レッテルを貼(は)・る
ある人物などに対して一方的・断定的に評価をつける。「卑怯者の—・られる」