うちゅう‐き【宇宙機】
ロケットなどで打ち上げられ、大気圏外で使用される飛行体。人工衛星や惑星探査機などがあり、有人のものは特に有人宇宙機または宇宙船とよばれる。スペースクラフト。
うちゅう‐くうかん【宇宙空間】
1 ロケット・人工衛星などで直接探査可能になった空間。現在では地球大気圏外の太陽系空間をいう。 2 宇宙の広がり。
うちゅう‐ぼうえんきょう【宇宙望遠鏡】
大気圏外から宇宙を観測する望遠鏡。大気による光の吸収や像の揺らぎがないため、詳細な観測が可能となる。米国のハッブル宇宙望遠鏡、ケプラー宇宙望遠鏡、日本のひさきなどがある。スペース望遠鏡。スペース...
エス‐ディー‐アイ【SDI】
《Strategic Defense Initiative》米国の戦略防衛構想。先端技術を用いて、飛来する敵ミサイルを大気圏外で迎撃しようというもの。1993年5月、事実上中止。スターウオーズ計画。
エックスせんてんもん‐えいせい【X線天文衛星】
X線望遠鏡を搭載した人工衛星。大気を透過しない宇宙由来のX線を観測するために大気圏外で観測を行う。日本では昭和54年(1979)にはくちょうが打ち上げられており、以降、ぎんが・あすか・すざく・ひ...
エックスせん‐てんもんがく【X線天文学】
太陽系外の天体から来るX線を観測し、その天体を研究する天文学の一分野。X線は大気に吸収されて地上まで届かないので、観測は人工衛星を利用して大気圏外で行われる。
エックスせん‐ぼうえんきょう【X線望遠鏡】
《X-ray telescope》天体の発するX線を観測する装置。X線は地球大気を透過せず、光学レンズも透過しないので、細い金属線を平行に多数配置した特殊装置を人工衛星に搭載して大気圏外で観測を行う。
エヌ‐エー‐エス‐ピー【NASP】
《National Aerospace Plane》アメリカエアロスペースプレーン。米国が研究中の大気圏外往還機。通常の滑走路で離着陸し、大気圏内は超高速ラムジェット、圏外は液体水素ロケットを使...
エリス【ERIS】
《exoatmospheric reentry vehicle interceptor system》大気圏外における再突入体迎撃システム。宇宙空間から大気圏へ再突入しようとしてくる敵の弾道ミサ...
かがく‐えいせい【科学衛星】
宇宙空間に関する科学的観測を目的とする人工衛星。高層大気や電離層の観測・調査、月や惑星の探査、大気圏外からの天体観測などを行っている。