あら・う【洗う】
[動ワ五(ハ四)] 1 水などを使って汚れを取り去る。「食事の前に手を—・う」「雨に—・われて新緑が美しい」 2 海や川の水が打ち寄せて物にかかる。「大波に甲板が—・われる」 3 隠れている事柄...
勢(いきお)い猛(もう)
勢力の強いさま。裕福ではぶりのよいさま。「—に寄せて来る大波小波」〈蘆花・自然と人生〉
いち‐る【一縷】
1 1本の糸。また、そのように細いもの。「船は—の黒烟を波上に残し」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉 2 ごくわずかであること。ひとすじ。「—の望みを残す」
いっ‐すい【一穂】
1 1本の穂。 2 炎・煙などを穂に見立てていう語。「獄内には—の灯(ともしび)だも無ければ」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉
イベント‐たいせきぶつ【イベント堆積物】
静穏な環境下ではなく、大波・洪水・高潮など特殊な自然現象によって運ばれてきた砂や泥が堆積したもの。津波によるものは特に津波堆積物とよばれる。
いん‐じゅん【因循】
[名・形動](スル) 1 古い習慣や方法などに従うばかりで、それを一向に改めようとしないこと。また、そのさま。「—な財産家であろうと思うて軽蔑したのは」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉 2 思い切りが悪く...
うか‐と
[副]しっかりした心構えや注意力のないさま。うかうか。うっかり。「中々—人の云うことに乗る男じゃ無いが」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉
うち‐あ・げる【打(ち)上げる/打(ち)揚げる】
[動ガ下一][文]うちあ・ぐ[ガ下二] 1 空高く上げる。「外野フライを—・げる」「ロケットを—・げる」 2 波が物を岸辺に運び上げる。また、波が打ち寄せて岸に上がる。「浜に—・げられた海藻」「...
うみ‐なり【海鳴り】
海から聞こえてくる遠雷のような音。台風や津波などによって生じた大波が海岸近くで崩れ、巻き込まれた空気が圧迫噴出して起こる。海鳴(かいめい)。 [補説]書名別項。→海鳴
おし‐よ・せる【押(し)寄せる】
[動サ下一][文]おしよ・す[サ下二] 1 激しい勢いで迫る。「群衆が—・せる」「大波が—・せる」 2 押して一方に寄せる。「机を窓際に—・せる」 3 押してその方に近づける。「御簾(みす)のも...