あさくさのこども【あさくさの子供】
長谷健の小説。昭和14年(1939)発表。同年、第9回芥川賞受賞。昭和初期の下町を舞台に子供たちに向き合う教師の姿を描く。
おいぬ‐こども【御犬子供】
江戸城の大奥に仕え、雑用をしていた少女。おいぬ。
おしゃべりなこども【おしゃべりな子供】
《原題、(ドイツ)Plappermäulchen》⇒おしゃべりな可愛い口
おんな‐こども【女子供】
女と子供。とるにたりない意や、足手まといになる意で引き合いに出されることが多い。「—にもできることだ」
かぜのなかのこども【風の中の子供】
坪田譲治の小説。昭和11年(1936)発表。「お化けの世界」に続くシリーズのひとつ。
かんじんのこども【肝心の子供】
磯崎憲一郎の処女小説。仏教開祖の釈迦(しゃか)(ブッダ)、息子のラーフラ、孫のティッサ=メッテイヤの3世代を描く。平成19年(2007)、第44回文芸賞受賞。
グリーンしゃのこども【グリーン車の子供】
戸板康二の短編推理小説。昭和50年(1975)、「小説宝石」誌に掲載。翌昭和51年(1976)の第29回日本推理作家協会賞短編部門賞受賞。
こ‐ども【子供】
《「ども」は接尾語で、本来は複数であるが、今では多く単数に用いる》 1 年のいかない幼い者。児童。小児。わらべ。わらんべ。また、多くの子。子ら。「幼稚園の—」⇔大人。 2 親がもうけた子。むすこ...
つちのなかのこども【土の中の子供】
中村文則の短編小説。平成17年(2005)発表。同年、第133回芥川賞受賞。
やくしゃ‐こども【役者子供】
1 役者は芝居のことしかわからず、まるで子供のような世間知らずであるということ。 2 少年の歌舞伎役者。「惣(そう)じて—の取る銀は、当座のあだ花ぞかし」〈浮・永代蔵・四〉