おさきみどりのかんかくせかい【尾崎翠の感覚世界】
加藤幸子による評論。昭和初期に活動し、「第七官界彷徨」などの作品で知られる尾崎翠の文学について論ずる。平成2年(1990)刊。平成3年(1991)、第41回芸術選奨文部大臣賞受賞。
かん‐わ【官話】
《官衙(かんが)で用いる言語の意》かつて中国の官界・上流社会で用いられた標準的言語。北京(ペキン)・南京(ナンキン)・西方の諸官話がある。
がんしかくん【顔氏家訓】
中国の家訓書。2巻20編。顔之推(がんしすい)が、子孫への戒めとして記したもの。儒家思想・仏教思想をまじえ、官界で生きていくための教訓などを残す。家訓書の祖となった。
せい‐かん‐ぎょう【政官業】
政界・官界・実業界、または、政治家・官僚・実業家を合わせた称。政官財。「—の癒着」
せい‐かん‐ざい【政官財】
政界、官界、財界、または、政治家・官僚・財界人を合わせた称。政官業。
ながたちょう‐ぶんか【永田町文化】
官界・産業界との癒着、派閥の利害を第一とするなど国民の理解・常識と大きくかけ離れた政治家の感覚やものの考え方を揶揄(やゆ)した言い方。
にっぽんぎんこう‐せいさくいいんかい【日本銀行政策委員会】
日本銀行の最高意志決定機関。公定歩合などの金融政策を決定する。日銀総裁・副総裁2名・審議委員6名の計9名で構成。全員が国会同意人事により指名され、任期は5年。審議委員は官界・財界・金融界・学会か...
ぶんかん‐にんようれい【文官任用令】
一般文官の任用資格に関する勅令。明治26年(1893)公布。同32年、政党勢力の官界進出を阻止しようとする第二次山県内閣によって改正、自由任用が制限された。大正期の山本内閣は再改正し、再び自由任...
りっ‐しん【立身】
[名](スル) 1 世に認められて、一人前になること。社会的に高い地位につくこと。「官界で—する」 2 律令制の初位(しょい)の別称。