のべ【延べ】
1 ひらたく延ばされたもの。特に、延べ金・延べ銀をいう。「—の指環」 2 同一のものがいくつ重複しても、それぞれ一つとして数え合計すること。「—にすると週に一〇〇人の動員になる」「—二〇〇平方メ...
のべ‐いた【延(べ)板】
1 金属を打ち延ばして板状にしたもの。「金の—」 2 物を延ばすのに用いる、平たく広い板。
のべ‐うち【延(べ)打ち】
金属をきたえて、平たく延ばすこと。また、そのもの。「銀の—のキセル」
のべ‐うり【延(べ)売り】
延べ払いで商品を売ること。
のべ‐かがみ【延(べ)鏡】
1 物を直接見ないで、鏡にうつして見ること。「思ひついたる—、出してうつして読み取る文章」〈浄・忠臣蔵〉 2 懐中に入れておく鏡。「着替へては媚(こび)を争ひ、—は化粧を補ふ」〈根無草・後〉
のべ‐かんじょう【延(べ)勘定】
⇒延べ払い
のべ‐がい【延(べ)買い】
延べ払いで商品を買うこと。
のべ‐がく【延(べ)楽】
雅楽で、延べ拍子を用いる曲。延べ物。→早楽(はやがく)
のべ‐がね【延(べ)金】
1 きたえて平らに延ばした金属。 2 切り金(きん)の一。金銀を薄く打ち延ばしたもので、切って貨幣の代用とした。 3 刀剣のこと。
のべ‐がみ【延(べ)紙】
縦7寸(約21センチ)、横9寸(約27センチ)ほどの小形の杉原紙(すぎわらがみ)。江戸時代、高級な鼻紙として用いた。延べ。