あやにく‐ごころ【生憎心】
意地の悪い心。憎らしく思われる心。強情な心。「けしからぬ御—なりかし」〈源・行幸〉
いじっ‐ぱり【意地っ張り】
[名・形動]《「いじばり」の音変化》こうと思ったことは、よくても悪くても押し通すこと。また、そのさまや、そういう人。強情っぱり。「—な子」
いち‐がい【一概】
[名・形動]無理に自分の意志を通すこと。強情なこと。また、そのさま。「まあ、あなたのような—な考え方をなさる人もないものですわ」〈倉田・出家とその弟子〉
おず・し【悍し】
[形ク]性格が強く、荒々しい。強情で勝ち気である。おぞし。「大后の—・きに因りて」〈記・下〉
おぞ・い【悍い】
[形][文]おぞ・し[ク] 1 気が強い。強情だ。おぞましい。「うちの后、いと—・く心賢くおはし給ふ」〈宇津保・国譲中〉 2 恐ろしい。こわい。「おどろおどろしく—・きやうなりとて」〈源・蜻蛉〉...
おぞまし・い【悍ましい】
[形][文]おぞま・し[シク] 1 いかにも嫌な感じがする。ぞっとするほど、いとわしい。「口にするのも—・い事件」 2 我(が)が強い。強情だ。「かく—・しくは、いみじき契り深くとも絶えてまた見...
我(が)が強(つよ)・い
強情である。意地っ張りである。
が‐づ・よい【我強い】
[形][文]がづよ・し[ク]我が強い。強情である。「あの—・い按摩に追いかけられる夢で苦しめられた」〈志賀・児を盗む話〉
がにはり‐もの【我に張り者】
我を張り通す人。強情者。「理を非に曲げて東路へ、帰れといふほど—」〈浄・双生隅田川〉
が‐まん【我慢】
[名・形動](スル) 1 耐え忍ぶこと。こらえること。辛抱。「彼の仕打ちには—がならない」「ここが—のしどころだ」「痛みを—する」 2 我意を張ること。また、そのさま。強情。「—な彼は…外(うわ...