あん‐がい【案外】
[名・形動] 1 予想が外れること。思いがけないこと。また、そのさま。思いのほか。副詞的にも用いる。「彼女には—な一面がある」「—よくできた」 2 非常識で無礼なこと。また、そのさま。「—なる素...
おもわ‐ず【思わず】
[副] 1 そのつもりではないのに。考えもなく。無意識に。「—かっとなる」「うれしくて—跳び上がる」 2 思いがけず。意外なことに。「四鳥の塒(ねぐら)に親と子の、—帰り逢ひながら」〈謡・雲雀...
こと‐の‐ほか【殊の外】
[副] 1 予想と、かなり違っているさま。思いのほか。案外。意外。「—よい記録が出た」 2 程度が際立っているさま。格別。とりわけ。「今年は—寒い」 [形動ナリ]に同じ。「—なる御もてなし...
すう‐すう
[副](スル) 1 狭い所を風が吹き抜けるさま。また、そのように感じられるさま。「少しだけ開いた窓から風が—(と)はいってくる」「背中のあたりが—する」 2 息を軽く吸ったり吐いたりする音を表す...
世間(せけん)は広(ひろ)いようで狭(せま)・い
世間は広いようであるが、実際は思いのほか狭い。思いがけない所に知人やつながりのある人がいる場合などにいう。
ぞんじ‐の‐ほか【存じの外】
思いのほか。「—遅くなりまして申し訳ございません」
ぞん‐の‐ほか【存の外】
思いのほか。存外。「交際(つきあっ)ては—やさしい処があって」〈一葉・にごりえ〉
とん‐だ
[連体]話し手の判断の範囲を越えていることをさしていう。 1 意外な。思いのほかの。「—長居を致しました」 2 とりかえしのつかない。こまった。「—失敗をしでかした」 3 道理にはずれた。よく...
ぶん‐がい【分外】
[名・形動] 1 身分や分限を越えていること。分に過ぎること。また、そのさま。過分。「—な望みをいだく」 2 思いのほかであること。また、そのさま。「—に多い」
ぼう‐がい【望外】
[名・形動]望んでいた以上によい結果であること。また、そのさま。思いのほか。「—な(の)幸せ」「—な(の)出世」