足(あし)を空(そら)に
足が地につかないほどあわて急ぐさま。「ことごとしくののしりて—惑ふが」〈徒然・一九〉
あまり【余り】
[名] 1 使ったり処理したりしたあとになお残ったもの。残り。余剰。「—の布切れ」「シチューの—を冷凍する」 2 割り算で割り切れずに残った数。 3 (感情などを表す連体修飾語を上に付けて副詞...
あみだ‐がさ【阿弥陀笠】
笠の前を上げて、あみだかぶりにかぶること。「後しぶきに降る雨は、かたげて急ぐ—」〈浄・冥途の飛脚〉
いい‐おく・る【言(い)送る】
[動ラ五(四)] 1 使いの者をやったり、手紙に書いたりして、言葉を伝える。「帰国を急ぐよう—・る」 2 順々に言葉を伝える。「中止の旨をクラス全員に—・る」
いい‐つ・ける【言(い)付ける】
[動カ下一][文]いひつ・く[カ下二] 1 命令する。「用事を—・ける」 2 告げ口する。「先生に—・けてやる」 3 言い慣れている。いつも言って慣れている。「—・けない言葉を使う」 4 言って...
いえ‐じ【家路】
1 わが家へ帰る道。「日暮れて—を急ぐ」 2 その家の方へ行く道。「天の川打ち橋渡せ妹(いも)が—止まず通はむ時待たずとも」〈万・二〇五六〉
いき‐せき【息急き】
[副]息をはずませて急ぐさま。「小さい軌道列車が大粒な火の粉を散らしながら、—彼等を追い抜いて行った」〈志賀・真鶴〉
いそがし・い【忙しい】
[形][文]いそが・し[シク]《動詞「急ぐ」の形容詞化》 1 多くの用事に追われて暇がない。多忙である。「目が回るほど—・い」 2 せかせかして落ち着かない。せわしない。「—・い性分だねえ」 [...
いそぎ【急ぎ】
1 急ぐこと。急いですること。急がなければならないこと。「—の手紙」 2 したくすること。用意。準備。「御禊(ごけい)の—、近くなりぬ」〈かげろふ・上〉 3 (副詞的に用いて)急を要するさま。急...
いそぎ‐もの【急ぎ物】
1 急いでしなければならない事。 2 相場が変わったために、急ぐ必要のある取引。