意(い)を酌(く)・む
人の気持ちや考えを好意的に推察する。「亡父の—・んで遺産を福祉事業に寄付する」
お‐さっし【御察し】
「察し」を、推察する人を敬っていう語。「—のとおり」「—がつく」
推(お)して知(し)るべし
推し量ればわかるはずだ。容易に推察できる。「他は—」
お‐すいもじ【御推文字】
《「すいもじ」は「推察」などの後半を略したものに「文字」を添えた語》「御推察」の意の女性語。「まだ男の肌を知らない極(ごく)おぼこなお嬢さんを、跡は言はずと—さ」〈伎・三題噺魚屋茶碗〉
お‐すもじ【御す文字】
《女房詞から》 1 《御酢文字の意》「鮨(すし)」の美化語。「近ごろは、—でもお結びでも一口にいけますし」〈康成・十六歳の日記〉 2 《御推文字の意》推察の意の尊敬語。ご推察。おすいもじ。「その...
おもい‐やり【思い遣り】
1 他人の身の上や心情に心を配ること。また、その気持ち。同情。「—のある処置」「病人に対する—がない」 2 想像。推察。「奥山の—だに悲しきにまたあま雲のかかるなになり」〈かげろふ・上〉 3 思...
おもう‐に【思うに/惟うに】
[副]考えてみるに。推察すると。「—彼はああいう性格なのだ」
きょう‐さつ【恐察】
[名](スル)他人の事情を推察することをへりくだっていう。拝察。「余儀なき御趣意を—して」〈藤村・夜明け前〉
きょう‐じゃく【景迹/𨗈迹】
1 人のおこなったこと。行状。経歴。きょうざく。「その—を悪(にく)み」〈続紀・聖武〉 2 推し量ること。推察。きょうざく。「余事は御—あるべく候」〈沙石集・七〉
空気(くうき)を読(よ)・む
その場の雰囲気から状況を推察する。特に、その場で自分が何をすべきか、すべきでないかや、相手のして欲しいこと、して欲しくないことを憶測して判断する。→空気2