しな【支那】
《王朝名の秦(しん)が西方に伝わりそれが変化したものという》外国人の中国に対する古い呼び名。
しな‐うちわ【支那団扇】
中国で産する団扇。籐(とう)の枠に絹などを張り、または絹や鳥の羽などで周囲を飾ったもの。
しな‐かばん【支那鞄】
《もと中国で作られたところから》木製で、多くは外側を白色の皮、または紙などで張り、中国風の櫃(ひつ)の形をしたかばん。
しな‐がく【支那学】
中国の言語・宗教・文化・歴史などの文献を資料として研究する学問。18世紀にフランスで始まる。第二次大戦後、日本では中国学と改称。 [補説]書名別項→支那学
しながく【支那学】
日本の学術誌。本田成之、青木正児、小島祐馬らが中心となり、大正9年(1920)に創刊。昭和22年(1947)終刊。
しなきんせいぎきょくし【支那近世戯曲史】
青木正児による中国演劇の研究書。昭和5年(1930)刊行。
しな‐ぐり【支那栗】
中国・朝鮮半島で栽培されるクリ。実の渋皮は取りやすい。甘栗。
しな‐し【支那脂】
植物ナンキンハゼの果肉からとった脂肪。せっけん・ろうそくなどの原料にする。
しな‐じへん【支那事変】
日中戦争に対する当時の日本側の呼称。
しな‐そば【支那蕎麦】
中華そばの古い言い方。