おぼほ・る【惚ほる】
[動ラ下二]《「溺(おぼ)ほる」と同語源》放心する。ぼんやりする。「むげに世を思ひ知らぬやうに—・れ給ふなむ、いとつらき」〈源・帚木〉
おもい‐ほ・る【思ひ惚る】
[動ラ下二]心がぼんやりする。放心する。おもいほく。「堪へがたう悲しければ、夜昼—・れて」〈源・松風〉
しん【心】
[音]シン(呉)(漢) [訓]こころ [学習漢字]2年 〈シン〉 1 五臓の一。心臓。「心悸・心筋・心室/腹心・狭心症」 2 こころ。精神。「心境・心魂・心情・心身・心配・心理/安心・一心・改...
そう‐しん【喪心/喪神】
[名](スル) 1 魂が抜けたように、ぼんやりすること。放心。「落胆—する」 2 意識を失うこと。気絶。失神。「落雷のショックで—する」 [補説]書名別項。→喪神
ほう‐ねん【放念】
[名](スル)気にかけないこと。心配しないこと。放心。「どうぞ御—ください」
ほれ‐ぼれ【惚れ惚れ】
[副](スル) 1 すっかり心を奪われて、うっとりするさま。「—(と)するような若武者ぶり」 2 放心したさま。ぼんやり。「苔路のむしろに倒れ臥し、—として明かさせ給ふ」〈伽・のせ猿〉
ほ・れる【惚れる/恍れる/耄れる】
[動ラ下一][文]ほ・る[ラ下二] 1 (恋愛対象として)心惹かれ夢中になる。恋い慕う。「女に—・れる」 2 人物や物事の魅力にとりつかれ、心を奪われる。心酔する。「心意気に—・れる」 3 (「...