こん‐ちゅう【昆虫】
昆虫綱に分類される節足動物の総称。体は頭・胸・腹の3部分に区別でき、頭部には一対の触角と複眼、ふつう3個の単眼をもつ。口はかむ・なめる・吸うなどの型がある。胸部には三対の脚がある。二対の翅(はね...
こんちゅう‐かん【昆虫館】
昆虫をはじめとする陸生の節足動物を生きたまま飼育・展示する施設。インセクタリウム。昆虫園。昆虫生態館。
こんちゅう‐がく【昆虫学】
昆虫を対象とする自然科学。昆虫の分類・生理・生態・遺伝などを研究するほか、農学や医学と関わりをもつ応用科学としての一面をもつ。
こんちゅうき【昆虫記】
《原題、(フランス)Souvenirs entomologiques》ファーブルの記録文学。10巻。1879〜1910年刊。自伝的回想を交え、魅力的な文体で昆虫の行動と生活を綿密に記録したもの。
こんちゅう‐こうじょう【昆虫工場】
遺伝子組み換え技術を導入した昆虫を飼育し、合成が困難な有用な化学物質などを大量に生産する施設。すでにカイコを用いて、インターフェロンや生体適合物質を作り出す技術が実用化されている。
こんちゅう‐さいしゅう【昆虫採集】
研究や学習、または趣味を目的として、昆虫を採ったり集めたりすること。
こんちゅう‐しょく【昆虫食】
1 鳥や獣が、昆虫・クモなどを主食とすること。 2 人が食物として昆虫・クモなどを食べること。日本では、地域によりイナゴや蜂の子を食べる習慣がある。
こんちゅう‐せいちょうせいぎょざい【昆虫成長制御剤】
昆虫の生育上重要な、脱皮や羽化を阻害する薬剤。ホルモンの分泌に異常をもたらしたり、キチンの合成を阻害したりする薬効成分を含む。脱皮阻害剤。脱皮促進剤。IGR剤。
こんちゅう‐ばり【昆虫針】
⇒虫ピン
こんちゅうびょうげん‐しじょうきん【昆虫病原糸状菌】
生きた昆虫に感染し、病気を引き起こす糸状菌の総称。ボーベリア菌などが知られる。近年、生物農薬として利用する研究が進められている。