しゅん‐う【春雨】
春に降る雨。春の雨。はるさめ。
はる‐さめ【春雨】
1 春、しとしとと静かに降る雨。しゅんう。《季 春》「—やものがたりゆく簑(みの)と傘/蕪村」 2 緑豆(りょくとう)のでんぷんから作った透明な麺(めん)状の食品。吸い物・酢の物・鍋物などに用い...
はるさめ【春雨】
端唄・うた沢節。柴田花守作詞。長崎丸山の遊女の作曲と伝える。嘉永年間(1848〜1854)江戸で流行した。 日本画家、下村観山の作品。絹本着色による六曲一双の屏風。橋の欄干を真横から見た構図...
春雨(はるさめ)じゃ濡(ぬ)れて行(い)こう
行友李風(ゆきともりふう)作の新国劇「月形半平太(つきがたはんぺいた)」で、主人公が傘を差し掛ける舞妓に言う有名なせりふ。一般にも、小雨の中を傘なしで歩く時に気どった言葉として使うなどする。
はるさめものがたり【春雨物語】
読本(よみほん)。上田秋成作。文化5年(1808)ごろの成立。古典から題材をとった短編歴史小説10編からなる。