出典:青空文庫
・・・こんな慌しい書き方をした文章でも、江口を正当に価値づける一助になれ・・・ 芥川竜之介「江口渙氏の事」
・・・置いて、つかまえ方、書き方のうまいのには、敬意を表せずにはいられな・・・ 芥川竜之介「校正後に」
・・・りくどい説明を含んだ書き方でごまかしているのである。が、これとても・・・ 織田作之助「大阪の可能性」
出典:gooニュース
【書方箋 この本、効キマス】第93回 『孤城春たり』 澤田 瞳子 著/大矢 博子
幕末動乱期の市民は… 昨年4月のこの欄で、畠中恵『わが殿』を紹介した。江戸時代後期、借金にあえぐ越前大野藩で財政立て直しに奔走した大小姓・内山七郎衛門の物語である。 だが江戸時代後期から幕末にかけて、財政難に見舞われていたのは大野藩だけではない。多くの藩がやりくりに苦慮していた。そんな中、財政改革・藩政改革の最も有名な担い手は、備中松山藩の山田方谷(ほうこく
【書方箋 この本、効キマス】第92回 『トニオ・クレエゲル』 トオマス・マン 著/林家 彦三
青春や芸術に限らぬ煩悶 若手の一ハナシカがこのような本を持ち出して、それも推薦し、かつ論評するという事はいささかおかしいとも思われるが、このハナシカは、元々は恥ずかしながらも小説家志望で、大学では曲がりなりにもドイツ文学を専攻し、今現在もわずかながらも文筆業を行っているということは多少の免罪符になるだろうと思う。つまりははじめに、ハナシカの身の丈に合わぬ事言い連ねる件について
【書方箋 この本、効キマス】第91回 『妻に稼がれる夫のジレンマ』 小西 一禎 著/石川 慶子
夫が転勤に同行の夫婦像 著者は日本の中枢、永田町で働いていた政治記者であったが、米国勤務となった妻に同行するため、2児を連れて「配偶者海外赴任同行休職制度」を取得して主夫となった。現地でのストレスやキャリアへの不安から仲間を集める決意をし、米国滞在中の2018年に「世界に広がる駐夫・主夫友の会」を立ち上げた。発足時には4人だったメンバーは5年間で150人になったという。本書
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