あだ【徒】
[形動][文][ナリ] 1 実を結ばずむなしいさま。無益なさま。むだ。「せっかくの好意が—になる」 2 浮ついたさま。不誠実で浮気っぽいさま。「—なる恋にはあらで、女夫(めおと)の契を望みしなり...
あと‐だのみ【後頼み】
後の事を依頼すること。また、将来に望みを託すこと。
網(あみ)の目(め)から手(て)
求める人、望み手が多いこと。引く手あまた。
蟻(あり)の思(おも)いも天(てん)に登(のぼ)る
弱小な者でも一心に念じれば望みが達せられることのたとえ。蟻の思いも天に届く。
いい‐め【好い目】
[連語]《望みどおりに出たさいころの目の意から》望んでいたような幸運。幸せな状態。「一人だけ—をみる」「—にあう」
いか◦ん
[連語]《動詞「い(行)く」の未然形に打消しの助動詞「ぬ」の付いた「いかぬ」の音変化》 1 ある動作が不可能であることを表す。できない。いかない。いかぬ。「無理に行くなと言うわけにも—◦ん」 2...
いち‐る【一縷】
1 1本の糸。また、そのように細いもの。「船は—の黒烟を波上に残し」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉 2 ごくわずかであること。ひとすじ。「—の望みを残す」
いびつ‐なり【歪形】
[名・形動] 1 「いびつ2㋑」に同じ。「—の切溜(きりだめ)(=箱)を、大海でざぶりとゆすいで」〈鏡花・草迷宮〉 2 「いびつ2㋒」に同じ。「望みが叶(かな)うたら、礼はきっと—でするわい」〈...
いや【礼】
敬うこと。尊敬すること。礼儀。うや。「賢弟の—を納むる、何の望みかこれに過ぐべき」〈読・雨月・菊花の約〉
いろ‐よ・い【色好い】
[形][文]いろよ・し[ク] 1 こちらの望みにそうようなさま。都合がよい。好ましい。主に連体形が用いられる。「—・い返事」 2 容姿が美しい。「—・き人を見そめて」〈浮・好色袖鑑〉