いえ【家】
島崎藤村の小説。明治43〜44年(1910〜1911)発表。作者自身をモデルに、主人公三吉の生家小泉家と姉の婚家橋本家の、二つの旧家の退廃と没落の歴史を描く。日本自然主義文学の代表作。
いえ‐もと【家元】
技芸の道で、その流派の本家として正統を受け継ぎ、流派を統率する家筋。また、その当主。室町時代に始まり、江戸時代に諸芸道の発展とともに、能楽・狂言・舞踊・音曲・香道・茶道・華道・武道などについて多...
ウィンタートゥール【Winterthur】
スイス北東部、チューリヒ州の都市。19世紀の産業革命期以降、同国の機械工業の中心地として発展。財を成した資本家が集めた美術・工芸品を所蔵する美術館が多いことで知られる。ウィンタートゥーア。
うち‐がみ【内神】
九州南部などで、本家の屋敷内に祭る神。関東地方北部では氏神(うじがみ)とよぶ。同族の祖霊神としての性格が濃い。
うら‐せんけ【裏千家】
千家流茶道の分派の一。千利休の孫宗旦(そうたん)の四男宗室を開祖とする。宗室が父から譲られた隠居所今日庵(茶室)が本家の裏手にあたるので、この称がある。裏流。裏。
おお‐や【大家/大屋】
1 貸家の持ち主。家主。⇔店子(たなこ)。 2 母屋(おもや)。 3 本家(ほんけ)。
おも‐や【母屋/母家/主屋】
1 敷地内の中心になる建物。主人や家族が住む。本屋(ほんや)。 2 庇(ひさし)・廊下などに対して、家屋の中央の部分。 3 分家・出店に対して、本家(ほんけ)。本店。「惣じて其処(そこ)は出店で...
かい‐きゅう【階級】
1 身分・地位などの上下の段階。軍隊などでの位。「二—特進」 2 同一の政治的、経済的利害やイデオロギーを共有することによって、他と区別され、あるいは対立する社会集団。生産手段の所有の有無によっ...
かおうまる【花王丸】
歌舞伎作品の一。長谷川時雨の脚本による史劇。海事協会が募集した懸賞脚本の当選作。応募時の題名は「覇王丸」で、明治41年(1908)「演芸画報」に掲載。同年、6世尾上菊五郎らが出演して初演。歌舞伎...
かてい‐い【家庭医】
患者の年齢・性別・疾患などにかかわらず、地域住民の健康を支える医師。患者や患者の家族と密接な連携を保つことで、予防・治療・リハビリなどを行う。状況に応じて専門医を紹介するのも重要な役割とされる。...