とう‐ざい【東西】
[名] 1 東と西。また、その方向。「—に走る道路」 2 東洋と西洋、関東と関西、東側諸国と西側諸国などの意。「—の文化」「洋の—を問わない」「古今—」 3 世間。また、世間の事柄や事情。「—...
東西(とうざい)眩(く)・る
「東西を失う」に同じ。「—・れ果てて、さらに御返事ものたまはず」〈伽・物くさ太郎〉
とうざい‐しすう【東西指数】
偏西風の南北方向の蛇行の程度を表す指数。この指数が大きいと東西の流れが卓越し、小さいと南北に蛇行していることを示す。ふつう、北緯40度と60度の気圧が500ヘクトパスカルとなる高度の差、またはそ...
とうざい‐とうざい【東西東西】
[感]《もと相撲で、東から西までおしずまりなさい、という意で言い始めたという》興行物などで口上を述べるときに、また、ざわめきをしずめるときなどに言う語。東西。とざいとうざい。
とうざい‐なんぼく【東西南北】
東と西と南と北。四方。また、あちらこちら。諸方。「—から人が集まる」 [補説]書名別項。→東西南北
とうざいなんぼく【東西南北】
与謝野鉄幹の第1詩歌集。明治29年(1896)刊行。
東西南北(とうざいなんぼく)の人(ひと)
《「礼記」檀弓上から》住所が定まらず、諸方をさまよい歩く人。放浪者。
とうざいぶんがくひかくひょうろん【東西文学比較評論】
高安月郊の文芸評論集。大正5年(1916)刊。
とうざい‐や【東西屋】
《口上の始めに「東西東西」と言ったところから》人に雇われて、街頭などで広告の口上を述べる人。ひろめや。
とうざいゆうき【東西遊記】
橘南谿(たちばななんけい)の「東遊記」と「西遊記」との併称。