かじ‐いちご【梶苺/構苺】
バラ科の落葉小低木。海岸近くの山野に自生。葉は手のひら状に五〜七つに裂けていて、縁にぎざぎざがあり、カジノキに似る。初夏、白い5弁花を開き、実は淡黄色に熟し食べられる。とういちご。えどいちご。
かまい【構い】
1 (多く「おかまい」の形で)かまうこと。心を配ること。世話。「なんのお—も致しませんで」 2 ⇒御構(おかま)い2 3 差し支え。支障。「この娘には—あって、嫁入りはさせぬ」〈浄・歌念仏〉
かまい‐つ・ける【構い付ける】
[動カ下一]相手にする。とりあう。「一体何でお前はあんな男を—・ける必要があるんか」〈有島・或る女〉
かまい‐て【構いて】
[副]《「かまえて」の音変化》きっと。必ず。決して。「いま死ぬかよなどとは、——おぼしめすな」〈倉田・出家とその弟子〉
かまい‐て【構い手】
世話を焼いてくれる人。また、相手になってくれる人。