じゅ‐し【樹脂】
植物、特に針葉樹から分泌される混合物質。空気中で一部の成分が気化して固まる性質がある。松やになど。琥珀(こはく)はこれが化石化したもの。合成樹脂に対し、天然樹脂ともよぶ。
じゅし‐かこう【樹脂加工】
繊維や紙などに合成樹脂をしみ込ませ、縮みにくく、しわになりにくくする加工。
じゅし‐ガラス【樹脂ガラス】
「合わせガラス」に同じ。
じゅし‐こう【樹脂溝】
⇒樹脂道
じゅし‐こうたく【樹脂光沢】
鉱物の、樹脂のような光沢。硫黄・琥珀(こはく)などにみられる。
じゅし‐せっけん【樹脂石鹸】
松やになどの樹脂を水酸化ナトリウム(苛性(かせい)ソーダ)水溶液とともに煮沸して作ったせっけん。主に製紙の際のインクのにじみ止めとして使用。
じゅし‐どう【樹脂道】
樹脂の分泌道となる、細胞間のすきま。マツ科・セリ科植物などにみられる。樹脂溝。
じゅし‐ゆ【樹脂油】
松やになどの樹脂を乾留して製した精油。特異臭のある無色の液体。