ざん‐りゅう【残留】
[名](スル)残りとどまること。なくならずに残っていること。「野菜に—する農薬」「—部隊」
ざんりゅう‐おうりょく【残留応力】
引っ張り・圧縮・曲げ・熱処理などの外力に対して物体内部に生じ、外力を除いたあとにも保留される応力。材料の強化などに利用される。
ざんりゅう‐こうしょう【残留鉱床】
地表または地表付近で岩石が化学的風化を受け、可溶性成分が水に溶け去り、難溶性の有用鉱物が残留してできた鉱床。ボーキサイト鉱床は代表例。風化残留鉱床。
ざんりゅう‐こじ【残留孤児】
外国に行った両親に死別、または生別したまま、現地に取り残された子供。「中国—」
ざんりゅう‐じか【残留磁化】
磁界を取り除いたあとも磁性体に残っている磁化。永久磁石や磁気録音に利用。残留磁気。
ざんりゅう‐じき【残留磁気】
⇒残留磁化
ざんりゅうせい‐ゆうきおせんぶっしつ【残留性有機汚染物質】
⇒ポップス(POPs)
ざんりゅう‐のうやく【残留農薬】
収穫後の農作物に残留している農薬。農薬ごとに残留基準値が定められている。 [補説]平成18年(2006)、食品衛生法の改正によりポジティブリスト制が導入され、残留基準値を超える農作物・食品の販売...
ざんりゅう‐ひずみ【残留歪み】
⇒永久歪み
ざんりゅう‐ほうしゃせいぶっしつ【残留放射性物質】
核爆発や原発事故によって環境中に放出され、土壌や食品などに残留し続ける放射性物質。爆発や事故で直接生じた核分裂生成物のほか、中性子線を浴びて放射化された元素などがある。