えん【淵】
[人名用漢字] [音]エン(呉)(漢) [訓]ふち 1 水を深くたたえている所。「海淵・深淵」 2 物事の出てくる根源。「淵源」 3 物の多く集まる所。「淵藪(えんそう)」 [補説]「渊」「渕」...
しん‐たん【深潭】
底の深い淵(ふち)。深淵(しんえん)。
たいしゃく‐きょう【帝釈峡】
広島県北東部、帝釈川の峡谷。長さ約20キロにわたって、石灰岩台地の浸食による天然橋・断崖絶壁・奇岩・深淵などがみられる。
たん‐たん【潭潭】
[形動タリ]水が深くたたえられているさま。「深淵—として」〈盛衰記・三五〉
ねん‐さい【燃犀】
物事をよく見抜くこと。中国、東晋(とうしん)の温嶠(おんきょう)が、犀の角を燃やして深淵を照らし、水中の怪物の姿を見たという「晋書」温嶠伝の故事による。
もん【門】
夏目漱石の小説。明治43年(1910)発表。不義の結婚による夫婦のわびしい生活を通し、人生の深淵を描く。