きゅう【灸】
漢方医術の一。もぐさをつぼに当たる皮膚の特定の位置に据え、線香で火をつけて燃やし、その熱の刺激で病気に対する治癒力を促進する療法。やいと。
きゅう【灸】
[人名用漢字] [音]キュウ(キウ)(漢) [訓]やいと 漢方療法の一。やいと。「灸治・灸術・灸点/温灸・鍼灸(しんきゅう)」
きゅう‐あたり【灸中り】
初めて灸をすえたり、一度に多くの灸をすえたりしたときに、発熱や倦怠(けんたい)感などがみられること。
きゅう‐けつ【灸穴】
灸をすえるのに最も適した箇所。三里(さんり)・身柱(ちりけ)・湧泉など。灸点。
きゅう‐し【灸師】
灸治療を行うことを業とする人。現在は免許制で、「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」に定める国家試験に合格し、厚生労働省の資格者名簿に登録された人。→按摩マッサージ指圧師
きゅう‐しょ【灸所】
1 灸をすえて効きめのある場所。つぼ。また、灸をすえた跡。 2 「急所1」に同じ。「—を中(あて)られ、…悶絶す」〈逍遥・細君〉
きゅう‐じ【灸治】
[名](スル)灸をすえて治療すること。
きゅう‐じゅつ【灸術】
灸によって病気を治療する医術。
きゅう‐そう【灸瘡】
灸をすえたあとにできるかさぶた。
きゅう‐てん【灸点】
1 灸をすえる所に墨でつける点の印。 2 灸をすえること。