あいだて‐な・い
[形][文]あいだてな・し[ク]《「あいだちなし」の音変化か。近世語》 1 無作法である。ぶしつけである。「これは—・い。盃を出させられた」〈和泉流狂・庵の梅〉 2 分別がない。「子を寵愛の—・...
かん‐たい【緩怠】
[名・形動] 1 いいかげんに考えてなまけること。また、そのさま。「自己の—を恥じる」 2 失敗すること。過失。手落ち。「—をわびる」 3 無礼、無作法なこと。また、そのさま。「—至極」「—千万...
なめ【無礼】
[形動][文][ナリ]《形容詞「なめし」の語幹から》無礼であるさま。無作法。「座客の—なるを厭いてか」〈鴎外・うたかたの記〉
なめ‐げ【無礼げ】
[形動ナリ]失礼なさま。無作法そうなさま。「人よりもまさりて侍れば、—なる心はよも使ひ侍らじ」〈狭衣・四〉
なめ・し【無礼し】
[形ク]無礼である。無作法である。「文ことば—・き人こそいと憎けれ」〈枕・二六二〉 [補説]シク活用の例が近世以降認められる。「いとなめしけれど、病間(ま)にて対面せんとて此間(ま)へ通す」〈一...
の‐ふうぞく【野風俗】
風俗のいやしいこと。また、無作法であること。〈諺草〉
の‐ふず【野風俗】
[名・形動ナリ]《「のふうぞく(野風俗)」の音変化》無作法であること。図太くいばっていること。また、そのさま。のふうぞう。「世をはばからぬ—の友を集め」〈浮・万金丹・五〉
バーバリズム【barbarism】
1 野蛮。未開性。 2 野蛮な行為。無作法。また、反文化的な行為。
ふ‐ぎょうぎ【不行儀】
[名・形動]《「ぶぎょうぎ」とも。その場合は「無行儀」とも書く》行儀が悪いこと。また、そのさま。無作法。「—な若者」
ふ‐とくしん【不得心】
[名・形動] 1 納得できないこと。また、そのさま。「行儀作法の躾もせんうちに信吾さんに添わせるのは私は—でござりますよし」〈有吉・助左衛門四代記〉 2 心ないこと。無作法であること。また、その...