エネルギー‐ぞうばいりつ【エネルギー増倍率】
核融合炉で、プラズマを閉じ込めて加熱するために外部から投入するエネルギーに対する、核融合で発生するエネルギーの比。この値をQと表し、Q値が1のときを臨界プラズマ条件、無限大となるときを自己点火条...
エルゴ‐りょういき【エルゴ領域】
回転するブラックホールの事象の地平面の外側に位置する、赤方偏移が無限大となる面に囲まれた領域。この領域内ではブラックホールの回転によって時空が引きずられ、物体は静止した状態を取ることができず、遠...
えん‐てん【遠点】
1 目の調節作用によらず、毛様体(もうようたい)の筋肉が弛緩(しかん)したままの状態で、はっきりと見ることのできる外界物点の位置。正視眼では、前方の無限大の遠方にある。→近点1 2 中心天体のま...
オルバース‐の‐パラドックス
《Olbers' paradox》宇宙の無限性についての逆説。もし宇宙が静的で一様ならば、地球からの距離rにある天体の数はrの平方に比例し、天体からの光の強度はrの平方に反比例する。すると、ある...
かい‐せん【界線】
1 二つの地域の境界を表す線。 2 投影図で、正面と平面との境界を示す横の線。 3 非ユークリッド幾何学で、平行線群を直角に切る線。半径が無限大の円弧で、直線ではないとする。
かんぜん‐どうたい【完全導体】
電気伝導率または熱伝導率が無限大である理想的な導体。
きょく‐げん【極限】
1 物事の限度ぎりぎりのところ。「体力の—に達する」 2 数列の項の番号を限りなく大きくするとき、または関数の変数の値をある値に近づけるか正・負の無限大にするときに、数列や関数値が限りなく近づく...
くりこみ‐りろん【繰(り)込み理論】
量子電磁力学で、理論上無限大に発散する電子の質量と電荷を、有限の実測値に置き換えて理論式に繰り込もうという理論。昭和22年(1947)朝永振一郎が提唱。
しん‐どう【振動】
[名](スル) 1 揺れ動くこと。「爆音でガラス戸が—する」 2 ある量が、一つの状態を中心に周期的に変動すること。振り子・ばねの運動や電気振動など。 3 数学で、無限に続く数列・関数列の極限が...
だいたいけいのたいわ【大体系の対話】
《原題、(イタリア)Dialogo dei massimi sistemi》イタリアの幻想文学作家、ランドルフィの第1短編小説集。1937年刊。邦題は「無限大体系対話」ともする。