いさ‐ご【砂/沙/砂子】
《「石子」の意》石のごく細かいもの。すな。「浜の—は金銀の」〈謡・鶴亀〉
砂(いさご)長(ちょう)じて巌(いわお)となる
小石は長い年月を経て大きな石になる。末長く栄えることや長生きすることを祝っていう言葉。さざれ石の巌となる。 [補説]古代の人々は、石は成長すると信じていた。
さ【砂】
[音]サ(漢) シャ(呉) [訓]すな いさご [学習漢字]6年 〈サ〉 1 すな。「砂丘・砂漠・砂防/熱砂」 2 すなのようにきわめて細かいもの。「砂金・砂鉄・砂糖」 〈シャ〉すな。「砂利...
さ‐かい【砂海】
《sand seaの訳語》砂床や砂丘によって形成される地形で、規模の大きいもの(面積が3万平方キロメートル以上)をいう。
さ‐がん【砂岩】
堆積岩(たいせきがん)の一。石英や長石の砂粒が固まってできた岩石。建築・土木用の石材、砥石(といし)などに利用。しゃがん。サンドストーン。
しゃ‐がん【砂岩】
⇒さがん(砂岩)
さ‐きゅう【砂丘】
風の運搬した砂が堆積(たいせき)してできた小さな丘。砂漠に生じる内陸砂丘、海岸にできる海岸砂丘などがある。
しゃ‐きゅう【砂丘】
⇒さきゅう(砂丘)
さきゅうがうごくように【砂丘が動くように】
日野啓三の長編小説。昭和61年(1986)刊行。同年、第22回谷崎潤一郎賞受賞。
さきゅう‐しょくぶつ【砂丘植物】
砂丘に生息する植物。地下茎や匍匐茎(ほふくけい)が発達し、乾燥に強い。ハマヒルガオ・コウボウムギなど。砂地(すなち)植物。