いかり【怒り】
おこること。いきどおり。立腹。「—がこみあげる」「世間の—を買う」
いきどおり【憤り】
いきどおること。立腹。憤慨。「—を覚える」
おこり【怒り】
いかり。立腹。「他の人ならば一通りの—では有るまじと」〈一葉・たけくらべ〉
さ‐さ【些些】
[ト・タル][文][形動タリ]取るに足らないさま。「—たる事で立腹する」
ない腹(ばら)を立(た)・つ
一時の怒りに立腹する。または、泣いて立腹する。「その随身の、やがて馬の上にて、—・ちて見かへるままに」〈大鏡・伊尹〉
はら‐だち【腹立ち】
腹が立つこと。立腹。「—を抑える」「—を覚える」
はら‐だ・てる【腹立てる】
[動タ下一][文]はらだ・つ[タ下二]怒る。立腹する。腹を立てる。「—・ててこぶしを振りあげる」
腹(はら)を立(た)・てる
怒る。立腹する。「いやがらせに—・てる」
ふく‐りゅう【腹立】
腹を立てること。立腹。「すべていささかも—せずと云ふを」〈沙石集・八〉
ふ・てる【不貞る】
[動タ下一][文]ふ・つ[タ下二]ふてくされる。「散々(さんざん)に立腹して—・てて」〈紅葉・二人女房〉 [補説]「不貞」は当て字。