うさぎ‐へいほう【兎兵法】
本当の兵法を知らないで、へたな策略をめぐらし、かえって失敗すること。因幡(いなば)の白兎の故事に基づく。生兵法(なまびょうほう)。うさぎびょうほう。
英雄(えいゆう)人(ひと)を欺(あざむ)く
《李攀竜(りはんりょう)「選唐詞序」から》英雄は才知にたけているので、策略を用いて人の意表をつくことが多い。
えん‐りゃく【遠略】
遠大で奥深い策略。「此人は年尚お若しと雖ども、英武にして—あり」〈竜渓・経国美談〉
おとし‐あな【落(と)し穴】
1 歩いている人や獣が気がつかずに、そのまま落ち込むように仕掛けた穴。 2 (比喩的に)人を陥れるための策略。「うまい話には—がある」 3 (比喩的に)それと気づかずにおちいりがちな、好ましくな...
かん‐せい【陥穽】
1 動物などを落ち込ませる、おとしあな。「—にはまる」 2 人をおとしいれる策略。わな。「詐欺師の仕掛けた—に陥る」
き‐へん【機変】
1 時機に応じ変化すること。「世の事変は活物にて容易に其—を前知す可らず」〈福沢・学問のすゝめ〉 2 機略。策略。「正直一偏で少しも—を用うることが御座いません」〈鉄腸・花間鶯〉
き‐りゃく【機略】
その時その時の状況に応じたはかりごと。臨機応変の策略。「—に富む」「—縦横」
ぐん‐し【軍師】
1 大将のもとで、作戦・計略を考えめぐらす人。軍の参謀。 2 策略の巧みな人。策士。「彼はなかなかの—だ」
けい‐さく【計策】
はかりごと。計略。策略。「向来回復の—を、種々に思案せしが」〈竜渓・経国美談〉
けい‐りゃく【計略】
目的が達せられるように前もって考えておく手段。また、相手をだまそうとするたくらみ。はかりごと。策略。「相手の—にひっかかる」「—をめぐらす」