こもり【籠もり/隠り】
1 中に入って出ないこと。隠れて現れないこと。また、その状態。「冬—」「巣—」 2 社寺に祈願のため参籠(さんろう)すること。おこもり。
こもり‐い【籠もり居】
家にじっと引きこもっていること。また、その家。籠居(ろうきょ)。
こもり‐ごえ【籠もり声】
こもってはっきりしない声。くぐもり声。ふくみ声。
こもり‐ず【隠り処/隠り所】
草木などに覆われて、他から見えない場所。また一説に、水草に覆われて見えない沼や沢。「—の沢たつみなる岩根ゆも通りて思ふ君に逢はまくは」〈万・二七九四〉
こもり‐そう【籠もり僧】
1 山や寺などにこもり、一定の期間修行をする僧。 2 人の死後49日の間、喪屋にこもって仏事を修する僧。「わづかに—三、四人の勤めにて」〈太平記・三九〉
こもり‐どう【籠もり堂】
修行者や信者などがこもって祈願、修行する堂。