ねん‐せい【粘性】
1 ねばる性質。ねばりけ。 2 流体の内部に働く抵抗。流体の速度が流れの中の各点で異なるとき、速度をならして一様にしようとする性質。
ねんせい‐けいすう【粘性係数】
⇒粘性率
ねんせい‐ダンパー【粘性ダンパー】
地盤と建物の間に設置される免震装置の一種。シリコーン油などの粘性流体を密閉封入したシリンダーとピストンで構成され、建物に伝わる地震の揺れを粘性流体の摩擦抵抗により低減するはたらきをもつ。
ねんせい‐ていこう【粘性抵抗】
⇒摩擦抵抗
ねんせい‐りつ【粘性率】
流体の粘性の度合い。流体の速度が、流れに垂直なある面で異なるとき、その速度の勾配に比例して働く摩擦力の大きさ。気体では温度とともに増加するが、液体では減少する。内部摩擦係数。粘性係数。粘度。
ねんせい‐りゅうたい【粘性流体】
流体や流体中の物体の運動を考える際に、粘性を考慮しなければならない流体。粘性流体のふるまいはナビエストークスの方程式に従う。⇔完全流体。