あい‐べら【合い篦】
布を重ね合わせて縫う部分の両方に篦(へら)で印をつけること。
いせ
《動詞「いせる」の連用形から》裁縫の技法の一。洋服の袖山、たびのつま先などを縫うとき、長短2枚の布の長い方を縮めて丸みやふくらみを出すこと。
うしろ‐まえ【後ろ前】
1 洋服などの後ろと前とが逆になること。「帽子を—にかぶる」「—に着る」 2 着物を縫い直すときに、前身頃と後ろ身頃を取り替えて縫うこと。
うのめ‐がえし【畝目返し】
布の地質を堅固にするため、糸目を畑の畝のように縫う縫い方。また、そのように縫ったもの。
うわ‐ざし【上刺(し)】
1 布などを補強するため、太糸で碁盤の目のように縦横に縫うこと。また、縫ったもの。刺し子。 2 狩衣(かりぎぬ)や直垂(ひたたれ)の袖や裾、または裳(も)の腰に刺し通した組紐。 3 「上刺し袋」の略。
うん‐しん【運針】
裁縫で、針の運び方。特に、手縫いの基本で、表裏同じ縫い目に縫う手法をいう。
かえし‐ぬい【返し縫い】
手縫いの縫い目を丈夫にするため、針目を返しながら縫うこと。また、ミシン縫いの始めや縫い終わりを、引き返して縫うこと。
かくし‐しつけ【隠し仕付け/隠し躾】
被(きせ)をおさえるしつけ。布と同色の縫い糸で表にごく小さな針目を出して縫う。着用時にも抜かない。隠し針。
かくし‐ぬい【隠し縫い】
縫い目が外から見えないように縫うこと。
かさね‐ぬい【重ね縫い】
2枚の布端を少し重ね、その中央を縫うこと。重ね接(は)ぎ。