はなだ【縹/花田】
1 「縹色」の略。 2 襲(かさね)の色目の名。表・裏ともに縹色。
はなだ‐いろ【縹色】
薄い藍(あい)色。浅葱(あさぎ)と藍の中間くらいの色。花色。
はなだ‐おどし【縹威】
鎧(よろい)の威の一。縹色の緒などで威したもの。縹色威。
はなだ‐ぐさ【縹草】
ツユクサの別名。
はなだ‐ぼうし【縹帽子】
天台・真言両宗で、高僧が用いた、縹色の絹で仕立てた帽子。花の帽子。はなだもうす。
ひょう‐しき【縹色】
「はなだいろ」に同じ。
ひょう‐びょう【縹渺/縹緲/瞟眇】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 広くはてしないさま。「—たる雪の広野を隔てて」〈鏡花・註文帳〉 2 かすかではっきりとしないさま。「慷慨(こうがい)節義の譚に、神仙—の趣を交ゆ」〈露伴・運命〉