か‐げき【罅隙】
裂け目。割れ目。亀裂。
か‐にゅう【罅入】
陶磁器の釉(うわぐすり)の面に網目のように表れた、ひび。貫乳(かんにゅう)。貫入(かんにゅう)。
か‐れつ【罅裂】
ひびが入ること。ひびわれ。
は・ぜる【爆ぜる/罅ぜる】
[動ザ下一][文]は・ず[ザ下二]草木の実などが熟しきって裂ける。また、割れて飛び散る。はじける。「栗の実がいがから—・ぜる」「たき火が—・ぜる」
ひび【罅】
《「皹(ひび)」と同語源》 1 陶器・ガラス・骨などにできる、細かい割れ目。 2 心身・人間関係などに生じた故障・不和などをたとえていう語。「友情に—が入る」
罅(ひび)が入(はい)・る
1 細かい割れ目ができる。「骨に—・る」 2 完全な状態、円満な関係などが損なわれる。心身・人間関係などに支障が生じる。「友情に—・る」
ひび‐たけ【罅たけ】
「罅(ひび)」に同じ。「—の入った身体じゃどうする事もできない」〈荷風・つゆのあとさき〉
ひび‐ぬり【罅塗(り)】
漆塗りの技法の一。漆の乾燥過程で卵白を塗り、漆面に細かいひびを浮き出させる塗り方。
ひび‐やき【罅焼(き)】
陶磁器で、釉(うわぐすり)に細かいひびの出るように焼くこと。また、その陶磁器。
ひび‐われ【罅割れ】
[名](スル)ひびが入って割れ目のできること。また、その割れ目。「壁が—する」