か‐ゆ【花油】
植物の花から得られる揮発性の芳香油を、香りが消えないように脂肪油に吸着・固定させたもの。
からし‐ゆ【芥子油】
カラシナの種子からとった黄褐色の脂肪油。香辛料・防腐剤などに用いる。かいしゆ。
かん‐ゆ【肝油】
タラ・サメなどの新鮮な肝臓からとった、黄色の脂肪油。ビタミンA・Dに富む。
きょうにん‐ゆ【杏仁油】
杏仁を圧縮して得られる無色または淡黄色の透明な脂肪油。軟膏や香油・食用油などに用いる。
ぎょ‐ゆ【魚油】
イワシ・ニシン・サバなどを圧搾して採取した脂肪油。魚臭があり、不飽和脂肪酸の含有が多い。硬化油・石鹸(せっけん)などの原料。
さなぎ‐ゆ【蛹油】
蚕の蛹から採取される脂肪油。さなぎあぶら。
し‐ゆ【脂油】
1 脂肪のうち、常温で液状になるもの。脂肪油。 2 脂肪と油。
ゆ‐し【油脂】
脂肪酸のグリセリンエステル。水に溶けず、アルコールなどに溶ける。常温で液体のものを脂肪油・油(あぶら)、固体のものを脂肪という。脂肪酸としてはステアリン酸・パルミチン酸・オレイン酸・リノール酸な...
りゅうさんか‐ゆ【硫酸化油】
ひまし油などの脂肪油を濃硫酸と反応させ、水酸化ナトリウムやアンモニアなどのアルカリ性水溶液で中和したもの。19世紀半ば、オスマン帝国時代の赤色の天然染料、トルコ赤の染色の助剤として利用されたため...