蚊(か)の脛(すね)
蚊の足のように、細く、やせたすね。
鴨(かも)の脛(はぎ)
短いもののたとえ。
から‐ずね【空臑/空脛】
すねをむき出しにすること。また、そのすね。からはぎ。「尻からげの—が」〈里見弴・安城家の兄弟〉
け‐ずね【毛脛/毛臑】
毛深いすね。
こ‐はぎ【小脛】
すね。また、袴(はかま)などの裾を少しまくり上げて、すねが少し見える着方。「—にて半靴(はうくわ)はきたるなど」〈枕・一四四〉
すね【脛/臑】
膝(ひざ)からくるぶしまでの間の部分。はぎ。
すね‐はぎ【脛脛】
《「すね」も「はぎ」も同義》すね。
ちょう‐けい【腸脛】
腸骨と脛骨。「—靭帯(じんたい)」
つる‐はぎ【鶴脛】
着物の短い裾からすねが長く現れること。また、そのすね。「継の布のわわけたる—にて」〈宇津保・吹上下〉
はぎ【脛】
足の、膝(ひざ)から踝(くるぶし)までの部分。すね。